創業2年を迎えて抱く新たな思い

11月23日の今日、Ordinary Garden Worksは無事に2周年を迎えることができました。

この1年は、葛藤や試練そして自分なりのジレンマと闘う苦い時間がありつつも、1年目以上に周りの支えや助けに恵まれ、本来の外構設計・施工に加えてデザインの請負という新たな仕事に取り組む機会もいただきました。

「抱えるもの全てが自分次第」

「上手くいくも失敗するも自分の裁量次第」

一見プレッシャーしか感じられないようなこの環境も、私にとってはこれ以上にない刺激であり幸福なのだと、身に染みて感じる1年でした。(Mなのかな??

とはいえ、年中マイペースな私ですから、お客さまや現場にかかっているとついそちらに夢中になり、見ての通りブログやSNSが疎かになってしまったり…ポスティングまで手が回らなくなったり…

”やりたいこと”と”やっていること”の均整が、上手く取れなくなっている時間が多かったこともまた事実。3年目は、こういった部分もしっかりと見つめ直して、軌道修正していくことも大切になるのではないかと思っています!

それにしても、お客さまとの打合せや現場の空気を感じる時間は、この仕事を何年やっていても本当に楽しい。そして、そんな風に仕事を通じて楽しいと感じることができている自分を嬉しく思うと同時に安心したりもします。

人の生活の一部をデザインすること、庭づくりという人生の節目に関わること、そこには必ずご家族の希望や理想・想いや実生活があり、その一端を担う責任は決して『楽しい』だけでは乗り越えられない重圧があります。

それでも、お客さまの声を真摯に汲み取りながら、新しい生活のイメージができる提案をすることで、共に庭づくりをしているという実感と安心を届けることができたら、それまでの重圧は全て『楽しい』ものに昇華する。

私にとって、外構や庭をつくるという仕事は、この瞬間に感じる『楽しい』で埋め尽くされているような…そんな気がしています。

2周年を迎えた

そして、同業の諸先輩方や現場の職人さんにも、相変わらず随分と助けてもらいながら現場も順調に完了していく日々。どれだけ感謝を伝えても足りないことは承知の上で、本当に皆さまいつもありがとうございます!!

さて、明日からはまた気持ちも新たに3年目に突入します。基本はなにも変わりません。初心を忘れることなく、奢らず謙虚に、周りの全てに感謝と尊敬の気持ちをもってさらに精進していきます。

ただ、3年目はこれまで以上にもっと広い視野をもって、事業に取り組みたいと考えています。具体的に口にするには、まだまだ儚く拙い構想段階なので、明言できるほどの内容は持ち合わせていません。ナンジャソレ💦

ひとつ言えるとすれば、対お客様への視点だけではなく、外構・エクステリア業界がより明るく楽しい業種だと認知され、志す人が増えるような取り組みも考えていきたいな。という思いがあるということ。

2周年を迎えた

大変なことは沢山あるし、好き嫌いや向き不向きも大いに作用する仕事でもあります。でも、間口は永遠に広いし、知識を付けて長く続けることで、自分なりの楽しさを見出すことができる仕事のひとつとも言えます。

業界の慢性的な人材不足や流出は、15年以上見ていて依然留まっていません。会社や環境も関係あるのかもしれませんが、私が見てきた中でも辞めていくことが惜しまれる人材が本当に沢山いました。

そして、辞める人の中には「仕事は好きだけど…」と言う人が本当に多かったです。仕事自体は好きだけど、日々の業務が多すぎたり、ひとつひとつこだわって取り組むことができない環境だったり、業界自体の課題も山積。

裏を返せば、この仕事を好きな人がそれ以外のことが原因で辞めていくという現実がとても勿体ないなぁと常々感じていました。こういった課題の解決にもコソコソ取り組んでいけたらいいなと考えているところです。

まぁ、まずは安定的に自分自身の仕事を確立して、こなしていくことが先決なんですけどね。テヘペロ(´ω`*)←古いっ

ということで、3年目をスタートするOrdinary Garden Worksも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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