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昨日は朝から雨模様な始まりでした☂そんな日に限って郵便局の窓口に用事が…土曜日ということもあり、窓口が開いているところが限られていたので、いちばん近くのアウトレット施設内の郵便局へ行ってきました。
商業施設に入ってしまえば、無駄にブラブラと物色してしまうのが人間の性…というか、私の性?いつものように本屋さんに入り、よりによってずっと欲しかった本にを見つけてしまい悩んだ挙句購入。
この本は、これまで大型書店に行った際に見つけたら立ち読みでちょっとずつ堪能して、購入までに至っていなかった本。本としては少々高額なので、その場の勢いではなかなか手が出せなかったんですよね💦
でも、今日はそこまで大きくない本屋さんで何度目かの遭遇をして、外の寒さのせいか…暖かい部屋でコーヒーを飲みながらこれを読みたい!観たい!と思ってしまい、清水の舞台からついに飛び降りました。おいおい…生活大丈夫か?笑
本のタイトルにもあるピート・アウドルフという人は、オランダ出身の著名なガーデンデザイナーさんで、『自然主義的ガーデニング(ナチュラリスティック・ガーデニング)』を提唱したことで広く知られています。
彼のデザインは、自然の風景や生態系からインスピレーションを得ており、草花の自然な成長サイクルや四季折々に変化する植物の美しさを重視しています。
花壇や公園などでよく見られるような「構造的で持続可能な美しさ」を生み出すデザインが特徴です。自然の風景にインスパイアされた彼のデザインは、多くの園芸家やデザイン愛好者に影響を与えているとも言われています。
今日はこの本の中身を一部紹介しながら、アウドルフが提唱する自然主義的ガーデニングと、現代の人工的自然を取り入れた外構デザインとの比較を行い、自然と向き合うということに今一度立ち返ってみたいと思います。
ピート・アウドルフは、庭は「生きているもの」であり植物や庭の構成要素が時間とともに変化し、成長する過程を楽しむべきだと考えています。
彼のデザインは、人工的な整然とした美しさよりも自然の不規則性や予測不可能性を受け入れ、楽しむことを重視しています。
また、持続可能性や生物多様性にも配慮した設計で、地域の気候や土壌に適した植物を使うことも重要なポイントとなっているようです。
『自然主義的ガーデニング』は、自然の風景や生態系を模倣することを基本にしています。彼のデザイン哲学では、植物の成長過程や季節の景観変化が重要な要素となっていて、花壇や庭園が常に変化し続けるものとして捉えられます。
ピート・アウドルフは、草花や多年草を選びこれらが自然に共存し、四季折々に姿を変える様子を重視しデザインすることにより、人工的に整えられることのない自然の不規則性や多様性を尊重する庭園を生んでいます。
特に、草や花の自然な配置・色や形のバランスを大切に設計されていて、庭が時間の経過とともに進化していくことを楽しむことができるのがなによりの魅力です。
このスタイルは、持続可能性や生物多様性を促進する点でも非常に価値があると考えられています。ピート・アウドルフの庭は、地域固有の植物を使い少ない水や手間で育てることができる環境に配慮したデザインが特徴的です。
人工的な整然さを避け、あくまで「自然らしさ」を重視している点が昨今のガーデンスタイルとの大きな違いではないかと思います。
一方で現代の外構デザインは、自然の要素を取り入れることをコンセプトとして意図的に考えることが多く、その場合整然とした人工的な美しさが強調される傾向があります。
このコンセプトで造られた庭は、植物が慎重に配置されることにより、人工的な素材やパターンが調和した設計となります。これは”間違い”ということではなく、土質や環境自体が真自然ではない外構においては当然のことだとも感じています。
例えば、人工の芝生や造園ブロック、カラフルな花壇の配置などがその一例ですよね。これらの外構デザインは、整然とした美しさや視覚的な効果を追求するものとなっていています。
また、場所によってはシンメトリーや几帳面なパターンが重視されることも多く、特定のテーマやスタイルに合わせてデザインされることが一般的です。
人工的自然を取り入れたデザインは、維持管理のしやすさや機能性にも配慮されていて、人工芝や耐久性のある素材を使うことで手間を減らし、長期的に美しい状態を保つことができます。
このコンセプトにおいては、自然の一部であるという感覚を与えつつも、人工的な調整と機能性を優先する点が特徴となります。
ピート・アウドルフの『自然主義的ガーデニング』と現代の『人工的自然を取り入れた外構デザイン』の違いは、主に「自然らしさ」に対するアプローチの仕方にあります。
彼のデザインが、あくまで自然の不規則さや能動的な美しさを尊重し、植物が自らの力で成長し変化していく過程を楽しむことを重要視しているのに対し、人工的自然を取り入れた外構デザインは、視覚的な美しさや手間の少なさと機能性を重視し、より整然とした外観を求める傾向があることが最大の違いではないでしょうか。
また、持続可能性や環境への配慮という点でも、ピート・アウドルフのスタイルは植物の選定や配置においても、地元の生態系に調和しながら生物多様性を促進することに焦点を当てています。
それに対して、人工的なデザインでは、持続可能性よりも視覚的効果や手間の軽減が優先されることが多いため、自然環境との調和が少ない場合も存在しています。
どちらのアプローチにもそれぞれに魅力がありますが、自然と調和した美しさを追求するピート・アウドルフのスタイルは、時間とともに成熟し深みのある景観を生み出す点で一歩先を行っていると感じる部分があります。
このように、最も自然に近い形を人間の手で庭や公共の場に造り上げるためには、自然や植物に対する膨大な知識と、自然の条件を満たす環境づくりが重要かつ必要となります。
『外構』の分野でそれをやってのけるのは、少なくとも私にはできないことだろう…と思っています。それは、諦めとかそういう理由ではなく、本物の自然は私達が考える以上に豊かで、それでいて想像を超える過酷な環境だからです。
そんな予即不能な環境を人為的につくることはほぼ不可能だし、その環境の中で自生するからこその植物の営みや生命力が存在し、その過程で生まれる美しい姿形があるのだと、この著書を読んで改めて強く感じました。
「自然との共生」を望む私たち。その一方で、その自然を切り崩し蝕んで行っているのもまた、私たち人間なんですよね。その現実をどう捉えて、どう軌道修正していくのか、とても大きな課題の中にいる最中…そんな感じです。
植物を手入れする時間の余裕、緑を愛でて癒される心の余裕、自然の在り方を考えて過去に立ち返る思考の余裕。現代を生きる私たちには、こういう様々な”余裕”が足りないだけなのかもしれませんね。
植物を沢山取り入れた庭のニーズは減少していても、私自身は自然の摂理を正しく理解して、知識として常に考えていくことはやめてはいけないことだと思っています。
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