外構リフォームで叶える理想の玄関廻り

寒くなってきたこともあり、めっきりご無沙汰しているチラシのポスティング。運動不足の解消になるし、気持ちも健やかに保てるので定期的に行いたいと思いながら、寒さに勝てない自分の甘さがたまに情けなくなります💦たまになの？

天気のいい日のポスティング活動は、本当に気持ちが良くて清々しい気分になれます！自分の足で配れる枚数は知れているし、費用対効果と言われると当たればラッキーという作業かもしれません…

でも、この1年の間で僅か600部配る間にチラシでご依頼くださったお客さまが実際におられて、とても素敵なご縁だったこともあり、これはやめられないな☺と感じているところでもあります。

今年の3月頃、とある団地で配布したOrdinary Garden Worksのチラシを見てお問合せくださったＹさま。ちょうど玄関廻りのリフォームを考えていたタイミングでポストに投函されていたチラシを目にしてお電話をいただきました。

聞くと数年前からリフォームは検討しており、他社さまで見積りを取ってみたこともあったそう。ただ、なかなか打合せが進まなかったり、忙しかったりすると腰が重くなってしまって…とお話しされていました。

リフォームをご希望されていた玄関廻りは、植物がのびのびと育ちとても雰囲気のある空間。私個人としては、ヘデラが蔓延る感じや年数を経た枕木の風合いはとても趣があって好きでした。

ただ、その風合いある枕木は見た目が良くても老朽化が進んみ、だいぶ朽ちてきている様子。玄関前の階段にも使用されていたので、若干危険も感じられる状態でした。

大きなささくれが立っていたり、所々でガタつきが出て不安定な部分も見受けられたので、お客さまの安全面を考えるとリフォームした方が良いだろうということになりました。

Ｙさまのお好きなテイストや素材をヒアリングさせていただき、欧風な雰囲気をベースに『大人のナチュラル』をコンセプトとしてデザインとプランニングを行いました。

建物の色が特徴的な明るめのベージュで、玄関ドアや入口のアーチが欧風テイストを思わせるデザインだったので、そこからかけ離れることなく馴染む色味と素材を意識して提案をさせていただきました。

元々天然枕木で設えられた階段は、段差が10㎝前後となっており階段としては躓きやすい高さ。階段は段差が低ければ安全とも限らず、外構においての適切な高さは15㎝～18㎝程度。高齢者や介護を考慮した場合は、12㎝～15㎝程度の段差が適切と言われています。

10㎝以下の高さになると、視界に入りにくく認識しづらかったり、歩きにくく疲れやすいという懸念があります。分かりやすく例えると、神社の階段は段差が低く段数が多いので疲れやすく感じることがあるのではないでしょうか。

そういったことを踏まえて、新しく造った階段は段差を15㎝に揃え、踏面となるフロアは広めに設定し安心して毎日歩いていただける空間になりました。

素材はナチュラルな風合いを残すため、コンクリート枕木を使用し劣化の心配のない素材を！門柱にもコンクリート枕木を用いて、階段との素材を合わせることによりテイストを統一しています。

色味の部分で『大人のナチュラル』を演出したかったので、コンクリート枕木はわずかにスモークがかったビター系のブラウンを。花壇のアンティークレンガには、東洋工業 オルダブリックのオターグレーを使うことでグッと風合いが増しました。

階段の隙間にセダムを植えて、柔らかな印象ををプラスしています。アンティークレンガと植物の緑のコントラストが素敵な相乗効果を生み、通るたびに様々な表情を見せてくれる楽しい玄関廻りになりました。

ポストは北欧デザインのシンプルなものを設置しましたが、ホワイトカラーが玄関ドアの色とマッチして、エントランスから玄関までを繋ぐ役割となっています。

こちらの現場は玄関廻りのリフォームがメインでしたが、駐車場でもスリットの芝が下がり、駐車の際振動を感じるという不具合があったのでこちらも手を加えさせていただきました。

駐車場は芝の撤去を行い、玄関廻りの雰囲気に合うように茶系の自然石に張り替えて改修させていただきました。10㎝角の正方形の石を使うと、可愛い雰囲気を造ることができますよ♪

1枚のポスティングチラシからいただいた素敵なご縁。Yさまの柔らかなお人柄と笑顔にいつも癒され、打合せ中は毎回美味しいお茶と楽しい時間をいただきました。

工事が完了してからも、ご連絡いただいたり植栽の様子を見にお伺いさせていただいたりしながら交流をさせていただいております。

こんな風に限られた空間の外構リフォームもご相談を承っています。「小規模だから…」「できること限られているから…」などとご遠慮することなく、お気軽に外構や庭のご相談をいただけると嬉しいです。