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例年よりは遅いとしても本格的に気温が下がってくるとやっぱり寒い。そろそろ暖房器具の準備をしないとな~と思いつつも、重い腰がなかなか持ち上がりません。
ここ最近は毎週のように鍋をして、体を温める日々・・・子供の頃、週末は毎回鍋という夕食にガッカリしていたのが今では不思議なくらい鍋を愛しています。みんなそんなもんなのかな。
さてさて、冬イコール鍋に対して夏と言えばBBQ。BBQと言えばウッドデッキという連想する方、多いのではないでしょうか。
確かに、ウッドデッキはマイホームの象徴のような存在で、今となってはタイルデッキとシェアを争う立ち位置になりつつありますが、それでも未だ人気は高いエクステリアアイテムです!
ただ、私個人としてはウッドデッキを付けるその前に、ウッドデッキの必要性をじっくり検討して決めて欲しいという思いがあります。
というのも、ウッドデッキを設置したもののあまり活用されていなかったり、お子さまが成長されて以降使わなくなったウッドデッキは反対に邪魔な存在となり解体し庭を広げるケースが意外と多いと知ったから。
今日は庭にウッドデッキを検討されている方へ向けて、ウッドデッキの必要性を考えるにあたってのポイントをお話ししたいと思います。
まず、ウッドデッキが庭にあったら何をしたいか!といっても、やりたいことがあるからウッドデッキが欲しいと思うわけなので、ここで大切なのはその”やりたいこと”を本当にウッドデッキでやるのかどうか。
これを冷静に考え検討し設置すると後悔のない庭づくりに繋がります。
前述でも書いたように、ウッドデッキというワードが出るとき大抵の場合二言目に出るのは「デッキでBBQをする」なんですよね。(あくまでも私の経験上のお話です)
けれど実際、BBQをするときほとんどの方がウッドデッキの上ではやっていない印象があります。写真のようにBBQコンロは地面に設置して行うことになるのではないかと思います。
理由として挙げると、ウッドデッキのフロアは地面から平均して50㎝~60㎝程度高く設けることが多いので、コンロを置くには高く尚且つ板目の隙間があるのでコンロによっては脚が安定しないなど、少し不便を感じることがあります。
バーベキューやアウトドアリビングとして使うのか、あるいは子どもの遊び場やガーデニングの場にするのかによってサイズや設計が変わってくるので、何のためにウッドデッキを設置するのか、ご家族の習慣や週末の過ごし方を振り返ってみて明確にしておくと良いかもしれませんね。
ウッドデッキの設置にあたっては、お住いの地域の気候も重要な要素となります。
高湿度や降雪地域では、湿気や凍結に強い素材が求められます。その場合は、ハードウッドや樹脂製ウッドデッキなどの耐久性に優れた素材を選びます。
日差しが強い地域では、色あせや劣化を防ぐための対策も講じるておく必要があります。天然木材は定期的な塗装や防腐処理が必要となるので、メンテナンス頻度も考慮し素材を選ぶ必要があります。
人工木材はほぼノーメンテナンスで済むことが多いですが、色褪せに関しては発生する可能性があるので、色褪せが目立ちにくい色選びもおすすめしています。
外部で使用する素材には全くメンテナンスが必要ないものは無いに等しいので、地域や環境の他にどれだけメンテナンスに時間をかけられるかも含めて検討しておくことも素材選びの重要なポイントです。
ウッドデッキのサイズやデザインは用途によっても大きく変わってきます。窓やドアとの動線の取り方や、屋根や日よけの設置があるかどうかなど、レイアウトも重要でそれによって設置したけどあまり使わないなどの原因になることもあるかもしれません。
当然ウッドデッキのサイズによってコストも大きくなります。素材費用と併せて、設置費用やメンテナンス費用も含めた総予算を考える必要が出てきますよね。
杉などの天然木材は、最初の材料費と設置費は抑えられますがその後の耐用年数は10年持つか持たないか・・・防腐剤の塗り直しを定期的に行えばもう少し保つことができるかも、という素材。
約10年程度の間に、解体したりリフォームが必要になることを考えるとメンテナンスコストとしては割高となります。
又、ハードウッド等の高品質な天然木や耐久性のある人工木は初期費用こそ高くなるものの、半永久的に素材は持ち人工木に関しては朽ちることがない素材なのでメンテナンス費用を抑えることが可能です。
長期的な目線でどれだけウッドデッキに予算をかけるのが最適か検討する価値があります!
ひと言でウッドデッキと言っても、用途から素材・メンテナンスのことまで検討することが沢山あります。最初にあらゆる可能性を考えて造り込むことで満足を得られることももちろんありますが、私たちのライフスタイルや生活サイクルは常に変化していくという可能性も含んでおく必要があると私は思っています。
万が一、ウッドデッキが欲しいという思いが漠然としているならば、最初はウッドデッキを構えず新居での暮らしを体感した上で後々検討していくという流れが、一番生活にフィットした無駄のないウッドデッキのある暮らしになるのではないかと思います☺
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