家庭菜園のある庭を楽しむ暮らし

スーパーに行く度に野菜の価格高騰に項垂れる毎日。ピーマンの値段は下がったけどほうれん草は高いまま…って感じで、メニューに合わせて買い物するより野菜の値段によってメニューを決めることの方が多くなってきています。

そんな物価高騰の煽りもある中で、庭に家庭菜園を設けるケースが増えてきています。

厳密には、コロナ禍で自粛期間を強いられたタイミングでニーズが高まった印象がありまですが、その間に見直されたライフスタイルは私たちの中で意外と定着していて、休日のおうち時間を大切にされている方も増えましたよね。

「野菜を育てる」のはハードルが高いように感じるかもしれませんが、庭に家庭菜園を取り入れることで、自然を身近に感じながらご家族とのふれあいの場やお子さまの楽しみと学びを増やすことができます。

今日は、家庭菜園を取り入れた庭づくりのポイントやアイデアをいくつかご紹介します。

エントランス近くに配置するハーブ菜園

庭に家庭菜園を設けるほどのスペースがない場合でも、エントランス付近で菜園をつくるというアイデアがあります!玄関廻りなので、キュウリやトマトは景観的に向いていませんが、ハーブ系の菜園であればおしゃれなアクセントとなり、訪問される方に対しても華やかな植栽の印象を演出することができます。

バジル・タイム・ローズマリーといった育てやすいハーブは省スペースで元気に育ち、料理の際にすぐに新鮮な状態で摘めるので便利です!!私はハーブを使うおしゃれ料理とは無縁なんですが・・・

リビングやダイニングに隣接するキッチンガーデン

リビングやダイニングに隣接した室内からも見える場所に菜園を配置することで、日常の生活空間に一体感が生まれます。ガーデンシンクを構えて、収穫した野菜を外で洗ってキッチンへ→という動線も素敵ですよね。

トマト・ナス・キュウリ・シソなど家庭料理で頻繁に使う野菜を育てると、収穫の楽しみができて毎日の食事作りにも張りが出るような気がします。私はここに、いつもちょっとだけ欲しい”ネギ”を取り入れたいです。

スペースを有効活用した垂直ガーデニング

庭のスペースが限定されている場合には、壁面を利用した垂直ガーデニングが効果的です。棚やポットを壁面に設置したり、外壁に沿って菜園スペースを造作すれば限定されたスペースでも効率よく栽培することが可能になります。

※垂直ガーデニング・・・壁面や柱、フェンスなどの垂直面を利用して植物を育てること

キュウリ・スナップエンドウ・トマトなどつる状に生育する野菜を支柱やグリーンネットを使って上へ誘引していけば、限られたスペースで十分栽培できますよ。

バリアフリーで快適な家庭菜園

長時間の中腰での作業は、身体的に辛い場合がありますよね。高床式の菜園やプランターを使った高低差のある設計にすれば、立ち姿勢のまま作業ができて屈む回数も限られるので腰への負担も軽減されます。

プランターや花壇に高低差を付けることで、空間に立体感が生まれて庭自体の景観が良くなることも利点のひとつです。高床式であれば、ご年配の方や小さなお子さまも家庭菜園を気軽に楽しめるのではないでしょうか。

果樹を植えて菜園をグレードアップ

レモン・ミカン・ブルーベリーなどの果樹を取り入れると、家庭菜園のレベルがグッと増すように感じられます。果樹の実りと収穫の楽しみが増えて、食卓も一層彩り豊かになりそうです。

果樹は、害虫や病気の心配もあるので栽培には少々手が掛かることも含めて、ご検討されることをおすすめいたします。

こうしてピックアップしてみると、さまざまな家庭菜園の形やアイデアがありますね!家庭菜園に興味はあるけど、子供たちが小さい間は砂遊びができる場所を残しておきたいという場合はこんなカスタム方法も☟

まずは、お子さまが砂遊びを楽しめる砂場を造作して数年親子で楽しみます。

お子さまが成長し公園に行ったりお友達と遊ぶ機会が増えてきたタイミングで、その砂場の土を入れ替えて家庭菜園として二次利用していくカスタムプランです☺

『砂場』というひとつの使い道で考えると、用途が狭まり造ること自体を躊躇してしまいますが、『砂場』が必要なくなった後の利用方法まで考えておくと造る価値が見出しやすいですよね!

お子さま自身も、砂場で遊ぶことに興味が薄くなる年齢の頃には、植物や生物に関心を示し始める時期に差し掛かる可能性も高く、今度は家庭菜園で野菜の栽培や収穫を親子で楽しむ時間が新たに生まれるのではないでしょうか。

今はホームセンターでも、家庭菜園をつくるのに適した資材やアイテムが沢山販売されており、野菜の苗も種類が豊富に取り揃えられています。まずはDIYでリーズナブルに家庭菜園をつくって挑戦してみるのもアリですね👍

あ~あと、マンション暮らしの方のベランダ菜園なんかも雰囲気合って素敵な事例がいっぱいあるんですよね・・・思い出し始めるとちょっとキリがなくなってきたので、今日はこの辺で。

家庭菜園 ベランダ編は、またの機会の楽しみに取っておくことにします☺

Ordinary Garden Worksでは、デザインだけではなく庭の使い方や将来的なイメージも含めてお客さまのご要望に沿いながらプラスαのご提案をさせていただきます。

お客さまの庭に対する想い・希望・理想をありのまま率直にご相談いただき、楽しんで庭づくりをしていただけるよう努めています。外構エクステリア・庭づくりをご検討されているお客さま、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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