ハウスメーカー提携外構業者はなぜ高い?

朝TVを付けると東北の雪景色が映っていて、その光景を見るだけで身体がぶるっときてしまう今日の始まり。広島は、日中はまだ暖房なしでも過ごせるくらいなので暖かい方ですが、急に雪が降っても嫌だなぁ…と少し憂鬱気味。

今年も残りわずかですが、清々しい新年を迎えられるように寒さに負けず今日も1日張り切って行きましょう!オー!!自分に無理やり喝を入れているオー!!です

今日は”ハウスメーカーの提携外構業者はなぜ高いのか”そして”外部の業者であれば必ず安く工事ができるのか”についてお話ししたいと思っているのですが、これについてはネットでも沢山情報が出ているし調べている方もきっと多いですよね。

ということで、私は理論的にではなく感情的(笑)に、この件について完全なる私見を述べてみようかな…と思っています。なので全然参考にならない内容に仕上がっているかもしれませんが、あしからず💦

目次

ハウスメーカーの提携外構業者はなぜ高いのか

さて、ご新築のお客さまが外構の相談に来られた際に「うちの提携業者で外構すると高くなりますよ~」ってハウスメーカーさんに言われたので、外部で探すことにして…と言われる方が結構いらっしゃいます。

けれど、その理由を尋ねると大抵の場合はっきりと答えられるお客さまはおられず、なんとなくの理解でその言葉を受け取っているように感じます。

そんな時には私からお客さまへ、そうなる理由として考えられる可能性をお話しさせていただくようにしています↓↓

必要経費が発生する

ハウスメーカーが提携している外構業者を紹介する場合、ハウスメーカーが建物と併せて契約を請負うことにより施工管理における管理コストや手数料が必要になります。

引き渡し後も建物の定期点検などと一緒に、外構のアフターフォローを取り持ってくれるので窓口として稼働してもらうことができます。これらは常に人が動き会社を維持継続していくことが前提なので、そういった経費も含まれている可能性があります。

価格は高くなりますが、なにかあった時の窓口が分散しない点や、ある程度大手のハウスメーカーであれば倒産する心配がなく長期的に相談していけるのでメリットは大きいです。

施工単価設定が高い可能性

提携業者は、ハウスメーカーとの取引において一定の品質基準やルールに従う必要があります。例えば、土中の基礎形状やサイズ、使用するハウスメーカーオリジナルの指定素材など、安全面や保証面にも充分に考慮された基準が設けてあることが多いです。

これに従った施工が求められることにより、施工単価が標準では賄えず高くなる場合がありますが、施工の安全性は信頼できる内容になっているはず。価格を優先するか、安全性や保障に重点を置くかの検討も大切です。

ブランドの付加価値

ハウスメーカーの規模によりますが、ハウスメーカーの提携業者による施工ということで、「安心・信頼」というブランド価値が加わっています。

洋服やインテリアブランドと同様、建築・外構の世界においてもこういったブランド価値は存在していて、それが価格に反映されている部分は否めません。

他にも諸々あるとは思いますが、大まかに考えられる可能性をお伝えするとほとんどのお客さまは「それはそうだよね」とご納得されます。なんで私が説明してんの?って思いつつ笑

ここで注目すべきは『なんとなくの理解』です。ハウスメーカーを挟むから仲介手数料的なものだろうな、提携してるから紹介料がかかるんだろう、などなんとなく透けて見えるものがあるから、はっきりと聞くことなく受け止めてしまうのかなと私は感じています。

自分に置き換えて考えたとき、私が仮に「うちでやると高いですよ~」とだけ言われたら間髪入れずに「なんで?」って聞いてしまう質なので、そこできちんと理由を説明できる営業さんであれば信用できると判断することができるし、うやむやにされるようであれば信頼関係の構築が難しいと判断します。(私の場合は!)

それ以前に、お客さまにとっては大切なお金を使って一生に一度(二度あることもありますが)の大きな買い物なのですから、私たちのような営業する立場の人間には聞かれる前に理由も含めて説明する義務があると思います。

ただ、実際にお客さまが「うちでやると高いですよ~」と言われたときに、それでも付加価値を感じたならハウスメーカーでそのまま外構工事もお願いする流れになると思うんですよね。

だけどそうではない。そう言われて外部の業者さんを探すお客さまも多くいる。それはなぜだ…と考えると理由の多くはこれではないですか?

デザインと予算が見合っていない

私がお客さまから経緯を伺う中ではこの意見が圧倒的に多いです。予算の割には見栄えがしなかったり、出来ることが限られていたり、そういったところにフラストレーションを抱えてるケースは確実にあります!

でも冷静に考えてみると、この相場の曖昧な外構工事において、ましてやほぼ初めて外構の見積りを目にするであろうお客さまがほとんどという中で「高い」と感じる基準てなんなんだろう。

と突き詰めてみると、やはり冒頭に記したように「高い」要因となっている理由を説明されてないからでは??と、私個人としては思うわけです。

外部の業者であれば安く工事ができるのか

では、ハウスメーカーの提携業者ではなく外部の外構業者であれば、価格は必ずしも安くできるのか。答えはNOです。

仲介料や手数料のような経費はもちろんかかりません。だから、完全に同じ内容であれば比較的予算を削減できる場合は確かにあります!

ですが、外部の業者が直接お客さまと契約を結び施工管理を行うことに対して、あらゆる経費が発生することは変わりありません。保証やアフターフォローも自社で行うことになるので、継続的な経費やそこにかかる人件費も自社で請負わなくてはなりません。

これに関しては、各業者により保証内容もアフターフォローの体制も異なるので大きく差が出る部分でもあります。外構においても大きな会社であればあるほど、保証が手厚く動く人の数も多くなるので、ハウスメーカーの提携会社より見積りが高くなることもあり得ます。

ただ、同等の価格でデザインや素材のグレードは上げられることも充分にあり得るので、外部業者で検討する余地はあるのではないでしょうか。

まとめ

あれよこれよと言っても、最終的に大切なのは”不明瞭な部分はクリアにする”ことと”聞き辛いことのない信頼関係”がいちばんの肝のように思っています。

お客さまは不明なところがあれば遠慮なく聞いていいし、要望や希望は決してわがままではないので、ありのまま伝えていいんです。そして私たちは、あまりに無理難題な要望には理由を含めてできないと言っていい、だけどいつも真摯に正直にお客さまと向き合うことだけはやめてはならない。

結局ほとんどのことは、人と人とのコミュニケーションや信頼関係の下に成り立っているということなんですよね。

外構予算はもちろん大事なこと。安心・安全・保証も重視しなければならない。

だからこそ、ハウスメーカーの提携だから高いという穿った見方をすることなく、内容やサービスをしっかりと把握して、お客さまにとってのメリットとデメリットを冷静に汲み取ってご検討いただきたいと思っています。

はい。完全に私見を述べた内容に無事着地しました着地できてんのかな、コレ。

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